介護施設のリスクマネジメント の記事一覧

~事故原因の分類~

A,あってはならない事故

ルール違反による事故は、絶対に起こしてはいけない

やってはいけないことはやらない
やらなければいけないことはやる

安全ルールを徹底しましょう

皆さん個人個人は問題ないと思いますが、チームとして、職場として、施設としてケアに当たっているのであれば、それぞれの単位(チーム、職場、施設)みんながいつも出来てますか?

これが大切です。

私はちゃんとやった!!

それだけでは足りない訳です。 続きを読む

~すべての事故は防げない~

~「あってはいけない事故」「防ぐべき事故」と「防ぎきれない事故」~

【事故の評価】

何でもかんでも事故を防ごうとすると難しくなりますので、どういうふうに分けて考えるかといいますと、

過誤(過失)

という問題です。

過→あやまち
誤→あやまり

つまり、「うっかり間違ってしまった」が過誤です。

どの職員の皆様にも

「うっかり間違ってしまった」

それが事故につながった!というケースです。

例えば 続きを読む

~ハインリッヒの法則~

介護の現場だけの法則ではありません。

人が集まって何かをやったときに、起こってくる法則性です。

なので、「建設の現場」や「トラックや運送の現場」でも共通で、労務災害にも同じことが言えてます。

重大事故「人の生死にかかわる重大事故」が1件発生する背景には、生死にかかわるほどではないけれど具体的に損害・被害が発生してしまった事故が29件潜んでいるのではないですか?ということです。

さらに、具体的な被害・損害は発生していないものの「危なかったぁ~」「ヒヤッとした」「ハッとした」「ドキッとした」「ビックリした」ということが300件あったといわれてます。

この考え方ですが、どういうことかといいますと、 続きを読む

~「誰のため」に「何」を防ぐのか?~

リスクマネジメントは、みんなのために事故を防ぎましょう!です。

ご利用者の皆様や、ご入居者の皆様が実際に被害・損害にあわれて、痛い思いや、辛い思いをされる方のために事故を防ぐことではありません。

皆の為に事故を防ぎましょう!!という考え方です。

勿論、痛い思いや、辛い思いをされた方が出てしまうことをできるだけ少なくしたい、だから事故を避けたい!!は当然です。

しかしながら、たまたまその現場に居合わせた職員さんにとってみれば、 続きを読む

~“介護”という仕事~

当たり前の話からさせていただきます。

皆さんが携わっている「介護」という仕事は、どういう仕事ですか?

言われなくてもわかっていると思いますが、

介→「紹介」「仲介」といった、人と人の間に入ります

護→「護る」

人が人の間に入って護っていきましょうという仕事になります。

では、何を護っていくのかというと

人(職員)が人(入居者・ご利用者)が生活することを支援(援助)する仕事

その中で、どういうふうにしていくかということになりますが、
人が生活するというのは、ただ単に呼吸をしていて、栄養を摂っていて、心臓が動いているだけではないです。 続きを読む

リスクマネジメントの基礎知識

堅苦しいお話になりますが、中身自体は簡単です。

「リスクマネジメント」

なんとなく「難しい」「小難しい」という印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、とても簡単です。

どういうことかといいますと、

「リスク」といった話になった場合は

☞危険性が高い

といったイメージで訳されることが多いですけど、

私どもがお話させていただく場合の「リスク」というのは、あからさまに危ない!というだけではないです。

もう一つ何があるかといいますと、

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