~プロの仕事の「証拠」としての記録~

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1,信頼できる内容なのか?(体裁よりも内容)→「いつも」「ちゃんと」「できていた」

「です」「ます」調を使わなければならない
記号を使ってはいけない
略語を使ってはいけない

私どもから見れば、どうでもいいです!!!

今日やっていただいた仕事が、今日の記録に載っていればそれでいいです。
字も読めればいいです。
あとから見てわかればいいです。

丁寧に書こうと思って、途中で面倒になり、書くべきことを書かなかった方が問題です。

いつもちゃんとできていましたよ!!
という事を証明するには、
今日やった仕事が記録に載っている!!
これが何より大切です。

2,客観的に状況が把握できるか?

☆数字

バイタルに関する数字はキチンと書いてあります。
しかしもう1つの数字に関して見過ごされていることが多く見受けられます。
もう1つに数字が何かというと、時間です。

1:00頃、午前10:00頃、午後3:30頃

30分ベースで書かれているケースが多く見受けられます。

プロとして時間を確認したのであれば、

1:05、午前10:10、午後3:32

確認した時間をキチンと書いた方が、客観性があるという事になります。

時間を確認したのであれば、そのまま書くようにしてください。

ざっくりした時間だと、本当にこの時間なの?と、疑いの目を向けられることがあります。

☆人

他の利用者の連絡により居室に行ってみると・・・・・

他の利用者って誰?

職員2人介助によって、座り直しの介助を行った。

2人って誰ですか?

出来れば具体的な名前を書いておいた方がいいです。

ここで問題です。

具体的な名前を書くと、個人情報保護法の問題があるので、個人的な名前を書かない方がいいのではという方もいます。

実際のところは、客観性を高めるためには個人名を書いた方が間違いないです。

誰がやってくれたのか?後から見てわかった方がいいです。

書いた方がいいのですが、個人情報保護法的に、第三者に見られて個人名が出てしまうはマズいのでは?という方もいますが、実は決してマズくないです。

なぜならば、「原本を見てください」だけではないです。

事故情報の開示請求権ですから、自分のことが書いてある情報だけを見せるのは問題ないです。

他人の情報や不必要な情報は、黒塗りで消しても大丈夫です。

あとから見て客観的に把握できることの方が重要だという事をキチンと書いておいて、「見たい」と言われたら、不必要な個所を塗りつぶして見ていただいても、問題はありません。

☆場所

書かれているので、問題はないと考えます。

3,事故発生後の対応に落ち度はないか?

事故が起こってしまった後、いろいろなところへ連絡をされると思います。

特に、ご家族様への連絡が一番多くなるかと思います。

そういったときに、誰に連絡しましたか?

数字(時間)、人(誰が誰に)、場所を記入してください。

特にお願いしたいことがあります。

「ご家族への連絡」についてです。

事故報告書には、

ご家族と午後4時30分に連絡がつきました。事故の経緯を伝え、お詫びする。

というケースが多く見受けられます。

私どもから見れば
午後4時30分に、一回で電話が繋がったんですか?

と思ってしまうことがあります。

何度か電話をしているのであれば、

午前11時 携帯へTEL 不通コールのみ
午前11時5分 長男自宅へTEL 留守電 メッセージを入れる

メモでも結構なので、情報を残してください。

なぜなら、プロとして電話をしているので、「電話をしたけど繋がらなかった」というのはプロの仕事での結果です。
「電話したけど繋がらなかったから書かない」というのはなく、メモでもいいので必ず残してください。

なぜなら、トラブルの原因になることがあるからです。

なかなか電話がつながらず、やっと連絡が取れた際に

そんなことになっているなら、もっと早く連絡をくれたらいいのに!!

と言われてしまったときに、

何度か電話をしたんですけど….

何度かっていつ?

と言われてしまった時に、記録を残しておかないと何も言えなくなってしまいます。

プロとして御家族と連絡を取ることがあれば、電話が繋がらないことがあればメモ書きでいいので記録を残しておくと、無駄なトラブルを未然に防ぐことができます。

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