記録の書き方のポイント~事故報告書~

「事故報告書」には、様々な情報が盛り込まれます。

・「いつ」「何が」「どこで」起こったのか?
・「どのような結果」に至ったのか?
・「その後の対応」がどうだったのか?
・ご家族への対応は?
・考えられる【事故の原因】
・再発を防ぐための【今後の事故防止対策】

等々・・・。

特に、【今後の事故防止対策】の書き方について注意を払っていただきたいです。 続きを読む

~プロの仕事の「証拠」としての記録~

1,信頼できる内容なのか?(体裁よりも内容)→「いつも」「ちゃんと」「できていた」

「です」「ます」調を使わなければならない
記号を使ってはいけない
略語を使ってはいけない

私どもから見れば、どうでもいいです!!!

今日やっていただいた仕事が、今日の記録に載っていればそれでいいです。
字も読めればいいです。
あとから見てわかればいいです。

丁寧に書こうと思って、途中で面倒になり、書くべきことを書かなかった方が問題です。

いつもちゃんとできていましたよ!!
という事を証明するには、
今日やった仕事が記録に載っている!!
これが何より大切です。 続きを読む

~ご参考~『立証責任』

そうなんですね!!

という程度で読んでいただければ結構です。

訴訟というのは、理由があれば訴えることができます。

本当かどうかは裁判官が決めるので、訴えるのは自由です。

訴えるためには、理由が必要です。

理由は何というと、法律に基づいた理由が必要です。

その中で、「損害賠償を求めます」という案件の中で、大きいものが2つあります。 続きを読む

~事故原因の分類~

A,あってはならない事故

ルール違反による事故は、絶対に起こしてはいけない

やってはいけないことはやらない
やらなければいけないことはやる

安全ルールを徹底しましょう

皆さん個人個人は問題ないと思いますが、チームとして、職場として、施設としてケアに当たっているのであれば、それぞれの単位(チーム、職場、施設)みんながいつも出来てますか?

これが大切です。

私はちゃんとやった!!

それだけでは足りない訳です。 続きを読む

~すべての事故は防げない~

~「あってはいけない事故」「防ぐべき事故」と「防ぎきれない事故」~

【事故の評価】

何でもかんでも事故を防ごうとすると難しくなりますので、どういうふうに分けて考えるかといいますと、

過誤(過失)

という問題です。

過→あやまち
誤→あやまり

つまり、「うっかり間違ってしまった」が過誤です。

どの職員の皆様にも

「うっかり間違ってしまった」

それが事故につながった!というケースです。

例えば 続きを読む

~ハインリッヒの法則~

介護の現場だけの法則ではありません。

人が集まって何かをやったときに、起こってくる法則性です。

なので、「建設の現場」や「トラックや運送の現場」でも共通で、労務災害にも同じことが言えてます。

重大事故「人の生死にかかわる重大事故」が1件発生する背景には、生死にかかわるほどではないけれど具体的に損害・被害が発生してしまった事故が29件潜んでいるのではないですか?ということです。

さらに、具体的な被害・損害は発生していないものの「危なかったぁ~」「ヒヤッとした」「ハッとした」「ドキッとした」「ビックリした」ということが300件あったといわれてます。

この考え方ですが、どういうことかといいますと、 続きを読む

~「誰のため」に「何」を防ぐのか?~

リスクマネジメントは、みんなのために事故を防ぎましょう!です。

ご利用者の皆様や、ご入居者の皆様が実際に被害・損害にあわれて、痛い思いや、辛い思いをされる方のために事故を防ぐことではありません。

皆の為に事故を防ぎましょう!!という考え方です。

勿論、痛い思いや、辛い思いをされた方が出てしまうことをできるだけ少なくしたい、だから事故を避けたい!!は当然です。

しかしながら、たまたまその現場に居合わせた職員さんにとってみれば、 続きを読む